地震のとき、お台場界隈はどうなんだろう?という話

最近お台場と縁が増えてきたのですが、あのあたり(台場、晴海、有明、豊洲)と言えば、東京湾の北部で起こるかもしれない地震が大変危惧されますよね。しかも豊洲は11年3月11日の東日本大震災のときに「液状化」が起こったといわれている地域。果たしてあの地域の安全性はどうなんでしょうか?

東京都が、東京都内を5,099の地域に分けて、震災時の安全性をランク付けしています。ランクの内容は「建物倒壊危険性」と「火災」の2つです。(※津波や、プレートの件は考慮されていません)
実はこの基準に則ると、台場近辺は東京都内でも随一の安全性を誇る地域。それでは順に見ていきましょう。

■建物倒壊危険性について

これは圧倒的に建物の構造(古さ、建材など)と地盤が関わってきます。まず構造についてですが、台場近辺は近年開発された地域であるため、ほとんどの建物が新しく、一戸建てなどが非常に少ない、という特徴があります。そのため、鉄筋でかなり丈夫に作られています。また、新しい建物が多いということは、その分耐震、免震、制震の新しい技術が取り入れられているともいえます。
次に地盤に関してですが、地盤はその古さによって丈夫さがかなり変わってきます。有明のあたりは、実際には特筆するほど地盤が固いわけではない(かといって緩すぎるわけでもない)地域なのですが、マンションや商業ビルを建てる際、かなりしっかりと地盤を固めてから建築を開始しています。そのため、数百メートル下の地盤が固くなくても、地震で直接的に影響を受ける深さの地盤はかなり固くなっているようです。
こういった事情から、有明~豊洲の地域はかなり安全性が高いと評価されています。5,099の地域のうち、台場、有明、豊洲のほとんどの地域がトップ100に入っているという事実からもお分かりいただけるのではないでしょうか。

■火災について

火災について懸念されるのは「延焼」です。台場近辺は、大規模マンション、商業ビルが多く、それぞれの建物が離れているため、延焼する危険はほとんどありません。また、台場含めた首都圏では「不燃化」が進んでおり、台場以外にも、品川や丸の内など、所謂「首都圏」は火災の危険性はかなり低くなっています。
一方、火災に関して危険性が高いのが環状7号線、8号線沿いの地域です。主に杉並、世田谷などで、一戸建てが非常に多く、延焼の可能性が高いとされています。また、狭い路地も多いため、逃げ遅れ等も心配されます。日ごろから避難経路の確保などをしておく必要があります。

 

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